セカンドビザ取得するためのファーム生活 in Loxton

冬の時期にファームで働いたため仕事量が少なくて、その分収入も少なかったけれど、私が経験したファーム生活は、とても充実した日々だったと今でも思う。

私は、南オーストラリア州のLoxtonという街で【Wild n fresh Pty Ltd】という比較的小さいけれど、日本人を雇っているオーナーのところで働いた。オーナーは、優しく常に動き回っている活動的なオーストラリア人でした。

ファームの仕事は、辛いという噂ばかりを聞いていたけれど、私がいた季節の仕事内容は下記の通り

日曜日　ミニトマトのピッキング

月曜日　野菜のカッティング※

火曜日　ミニトマトのパッキングと野菜の苗作り

水曜日　菊芋と大根の洗浄と仕分け、トマトの剪定

木曜日　野菜のカッティング

金曜日　苗植え(午前のみ)

土曜日　休み

※フラットパセリ、カールパセリ、コリアンダー、ネギ

宿泊先【Harvest Trail Lodge】から車で8分ほどでファームに着き、8時から2時頃まで働いて帰るような生活。雨でも女の子は、屋内作業のため仕事があり、収穫物が実るまで待つ時期もなく安定して、3ヶ月でビザを取得することができた。ファームの周りは、ファームしかないので時々カンガルーやエミューが歩いていて、オーストラリアの自然を感じられた。

取れた野菜で形が良くないものや、箱に入らなかったものは、持って帰って食べて良いよーっと言ってくれて、大根や葱、トマトなのでおかずにしやすく節約になり、どれも美味しい野菜だった。

ファームは日本人と一緒に働くので、英語環境ではないけれど、宿泊先はバッパーになるので多国籍な生活で、色んな国の人と話をすることができた。宿泊先のオーナーは、無料でファームへ送り迎えをしてくれて、キッチンやバスルームの使い方について細かく言っているので、比較的きれいな場所だった。(洗濯機は、当時$４使用可能)仕事の斡旋もしているので、相談すると仕事を紹介してくれる。

宿泊先から歩いて5分もないところに、スーパーマーケット(Woolworths)やカフェ、レストラン、図書館、雑貨屋、ランドリーがあり、またセカンドハンドで安く服や生活用品を揃えられた。田舎でしたが余暇楽しむ場所にもなっているようで、小さいホテルもあり、時々観光している人をみた。宿泊先の前には、公園があり休日は子供たちが良く遊んでた。

10分歩けばMurray riverという川が流れているため、夕方に行けば太陽が沈む様子がとても綺麗だった。私が友人と良く遊びに行ったのは、30分ほど歩いた場所にある【Loxton Walking Trails “Heaven”】という丘で夕陽をみたり、夜に星を観に行ったりした。

丘には、ウサギが住んでいて時々跳ね回る様子をみられ、黒い影が早すぎて最初は何か分からず、友人と怖がったけれど正体が分かれば、とても可愛かった。

丘の下には、ボートが停泊していてそこの道も散歩するにはお薦め。

車があれば、隣街まで1時間もあれば着けるので、チェーン店が並ぶような街にも行けた。

ファームのオーナーが連れていってくれた【Mallee Fowl Restaurant】は馬やヤギ、エミューなどオーストラリアの動物たちと触れあえて、レストラン内は、ウェスタン風の装飾がされて面白いものが沢山あった。そこのメニューには、肉料理がメインで牛肉や鶏肉などの他に、カンガルーも出しているところだった。１つの食事の量にボリュームがあるため食べ切れないときは、持ち帰り可能。

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そしてオーナーは、セスナ機の免許を持っているので、乗せてもらったことも良い経験になった。見えるものは、川やオリーブやアーモンド、ブドウ畑がほとんどだったけど、とても楽しいフライトになった。

街全体の雰囲気に活気があり、日曜日の午後は、スーパー以外のお店が全て閉まるので静かだけど、子供が居る地域だったため、Loxton Festivalという簡易遊園地のような場所ができたこともあった。美容院の人と話すと気さくで次から見かけたときには、手を振ってくれる優しい人だった。でも夜に不審者が宿泊施設に入ってくることもあったから用心は必要。

ファームでお金を稼ぎたい人よりも、経験としてファーム生活をしたい人、短期でセカンドビザを取りたい人は、そういう場所も良いと思います。